桜前線の移動は、私の気持ちとは裏腹にあっという間に過ぎ去ってしまいました。

今年はまともな花見をすることなく、夜の公園をぷらぷら散歩しただけと寂しいものです。



ふとパソコン内の写真データを整理してみると、昨年の花見の思い出がたくさん。


昨年は家族で秋保温泉街（あきゅうおんせん）を散歩していました。
また、ゴールデンウィークには青森まで北上して花見を兼ねてのキャンプをしていたりと桜に恵まれていました。


なんでも今年は桜が散るのが早いようで、青森はゴールデンウィークには見られないようです。
ん〜残念。お花見キャンプは来年にお預けです。





さて、花見は既にできませんが、先日の土日曜日を利用して、息子と宮城県登米市にある「平筒沼ふれあい公園」へ父子キャンプへ行ってきました。
このキャンプ場を利用するのは、４回目ですね。

無料で綺麗に整備されたこのキャンプ場は私にとってすっかり馴染みとなりました。
なによりも私の実家も妻の実家も近いので、キャンプのついでに立ち寄れますし、なんならテントを干したり食器を洗ったりもできるので便利なんです。





今回のキャンプですが、大きなテーマがありました。



それは
「新幕の設営」






実は先日北海道に暮らす弟が我が家へきました。

その際に、婚約者の彼女を紹介してくれたのですが、今度二人でキャンプに行くとのことで色々話しをしました。

弟はまったくの初心者なのに、スノーピークやらノルディスクは知っていたのが驚きでしたが、話しの流れで私のアメニティドーム（正確には妻が買ったアメニティドーム）をあげることに。

私より先に北海道でキャンプするなんて羨ましいかぎりです。




そうなると、「我が家はドームテントがなくなる」＝「新幕買わなくては！」　と、全国の父親キャンパー共通の思考回路で今一番優先すべき課題がスーパーコンピューターよりも早くはじき出されます。


他に家族で使えるテントはありますが、ドーム型がないのは不安です。



そこで、私が以前よりずっと欲しかったテントを購入することにしました。

もう、遠回りは止めて欲しいテントを買うのが一番体に優しいことをキャンプ仲間より学びましたので、購入させていただきました。










ノルウェーのベルガンス社（bergans)の４シーズン、４人用テント「Wiglo LT4 Red」です。



少し扱いが難しいテントですが、私が一番欲しかった理由は「スタイルの良さ」。

設営も少し手間がかかりますし、非自立式ですが、このテントと風景をからめた写真写りは最高だと思っています。








設営は戸惑いましたが、目標は達成できました。
（テントの紹介はまた別な機会にしたいと思いますので、その際はお付き合いください。）




あとは、ご飯食べて、遊んで、焚火して、酒飲むだけです。





今回のサイト風景





タープはポリコットン素材のタトンカ3tcをチョイス。





ガイロープを忘れてしまい、地面に直接ペグダウン。



他の方から見て、横風防ぐために直ペグかぁ、考えてるなぁ・・と思ってくれればいいんですが。
やっぱりコットンテントは最強だと、今回改めて思いました。
真下で安心して焚火できました。





明るい内に薪割りを済ませます。
あんなにあった薪もこれが最後。
また実家で一年分の薪作りしなくては。







先日改造したコーナンラック達も連れてきました。
やはり段数減らして正解でした。　車への積載も、サイトへの搬出もとっても楽に。






これも初めての外出となったケメックスのコーヒードリッパー。
専用のケースは未作製なので、タオルにぐるぐる巻いての持ち出しでした。





設営完了後は、公園内を散歩。



桜もほとんど散ってしまい葉桜並木。







少し遅めの昼食は地元スーパーのお弁当で簡単に。
刺身が新鮮じゃなくても大丈夫！僕には奇跡の醤油があるから！

この醤油にすっかりはまりました。
醤油にはまるって、すっかり歳をとりましたね。　




風は少し吹いているものの、これ以上ない晴天で心地がよいです。



設営した場所は、駐車場から一番遠いですが、他に利用する方もいなく、子どもと野球したりと楽しく過ごせました。
他のお子さんも汗だらだら流しながら疾走している風景にほんわかします。





夕飯は息子の一番の好物、お刺身。



先日の大船渡の新鮮さには負けますが十分美味しくいただきました。
父子キャンプのときは、人手不足なので料理はほとんどしないで、お惣菜等で済ませます。


刺身以外ではホルモンを焼いたのですが、これが息子の口にあったので、次回よりレギュラー料理にします。





夕食後にはライトアップされた平筒沼を少しだけ散歩。



桜はないですが、ライトアップされたお祭りの雰囲気は懐かしいものを感じました。





２１時に息子を寝かしつけたら、一人で火を相手に語らいます。



将来のことや、子ども教育のことをじっくり考えられる貴重な時間。

人間は火を前にすると正直になれる気がします。





私は父子キャンプの際は、息子が寝たあとに１本だけ酒を飲みます。



キンキンに冷えた、一番好きな酒「モヒート」をちびちびと、焚火を肴に飲む幸せなひと時。
ソロキャンプ好きな皆さんはこれが醍醐味ですよね。　私も好きです。





それから、不調であったペトロマックスも整備後の初点火でしたが見事に復活しました。
原因は不明ですが、整備した箇所が当たったのでしょう。







２１時頃から、日中の気温からは信じられないぐらい、急に冷え込みました。

ダウンジャケットを持ってこなかったので、今晩分の薪がなくなったところで、ある「仕掛け」をセッティングしてテント内へ移動することに。




テント内で無料の動画を見ながら「来るべき時」を待ちます。


平筒沼はありがたいことに４Gが入りますので、携帯動画も普通に観れます。








そして、深夜２時。


「仕掛け」を引き上げるべく、冷えきった外へ。







仕掛けには、大物がかかっていました。



その大物は・・

















月灯りに、常夜灯など、条件は厳しかったですが、自分が撮りたかった一枚。


このテントを買って良かったと、心の底から思える瞬間でした。


（設定　マニュアル／露出30s／F8／ISO2500／ホワイトバランス晴天／500ショット＋ノイズ軽減用ダークフレームをコンポジット）








満足したところで、力尽きて就寝。


翌朝は、昨晩の寒さはどこへ？！
灼熱のテントとなり８時に悶絶しながら息子が起床。
暑い暑い！早く外に行くと、テントから脱出。


本当に寒暖差にやられたキャンプです。
それでも朝から贅沢に焚火を楽しみ、朝食の準備。



朝食は巷で、流行中のホットサンドメーカーAir。


ランチパックを直火で炙るだけというワイルドな一品ですが、こんがりしたランチパックはとても美味しいです。





12時が近づき、ピクニックのお客さんも増えてきたところで撤収となりました。

撤収中に、息子が釣りにきていた若いお兄さんとすっかり仲良くなって、一緒に釣りをさせていただきました。
ブルーギル？を釣ったと言って喜んでいたので、キャンプ以外でも思い出ができて良かったです。

設営に片付けと、遠いサイトまで荷物を何往復も運んでくれた息子には感謝します。
帰りに涌谷のサーティーワンでアイスのダブルを食べて打ち上げをしました。




次はゴールデンウィークですね！
行き先は未定ですが、天気に合わせて決めたいと思います。



皆さんもよいゴールデンウィークになりますように。