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Hiking log vol.10 学ぶ山(吾妻連峰/早稲沢登山口)

   

目指す山頂にあるものは「無」


山頂は藪の中、たった六畳一間のアパートのように狭い場所からは、展望もなければ三角点もない。
達成感?そんな感覚は途中の道端に落としてきた。

目指す山頂に何も無いのを知っていて登る意味とは?
登山とはピークハントだけではない、そのことを学んだ山となった。

もちろん自分の登山スタイルでピークハントは欠かせ無い。
”その過程の楽しみをいかに見つけるか”が大事だと思った。



西吾妻避難小屋 吾妻連峰
足が木道を欲している.... この喉の渇きを潤すかのような、山小屋へと続く木道が足に優しく染み渡る。



福島県と山形県の県境に沿って聳える百名山「吾妻山」
実は吾妻山、吾妻山というが、その名の山はない。
東西20kmの山々の総称を吾妻山や吾妻連峰と呼ばれている。

実際に登山中の方の会話で、「吾妻山ってどこにあるの?」と話していたので、意外にも知らない方も多いのかもしれない。


今回は、またしてもマイナーな登山口、桧原湖の北側にある早稲沢キャンプ場の近くにある早稲沢口(わせざわぐち)より入山し、西大巓(にしだいてん/標高1982m)を経由して吾妻連峰の最高峰である西吾妻山(にしあづまやま/標高2035m)をゆっくりと時間をかけて登ることにした。



山頂には期待でき無い分、先を急ぐわけでもなく、周りの風景をじっくりと観察した。
「この時期・この場所・この時間」何の変哲もない登山道でも、光の差し具合がすごく自分好みで写真を何枚か撮ってしまった。
吾妻連峰 紅葉登山



吾妻連峰を登っている最中なのに、瞬時にその主役を奪ってしまう存在感を出す名峰「磐梯山」
雲海 磐梯山 吾妻連峰
ペース配分としてはまだまだ休憩時間ではなかったけれど、この風景を見てしまったら足を止めないわけにはいかない。
どっしりと腰を地べたに落として、じっくりと雲海と磐梯山のコラボレーションを楽しませてもらった。
これを見たら、もう下山でもいいかな、そう思えるほど美しい。


登山開始序盤でこの腹8分目の満足感を得らえるとは。
幸先が良い登山になるな、期待に胸膨らませながら見事に紅葉したブナの原生林を進み続ける。





この続きは、次回本編で。






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