私はキャンプブログを書いている。
だから、先日行ったキャンプのレポートをごく普通に書こうと思っている。
だけれども、もしかしたら途中で、ある故郷を愛する男の話しになっているかもしれない。
どうかその時はご勘弁いただきたい。
唐突だが・・・あなたは、故郷をどれだけ愛しているか?
自分がもし故郷の好きなところを訪ねられたら正直困ってしまう。
もちろん、故郷は好きだが、ただ生まれて育った場所。
人はいいが、誇れる名所も特産物もない。
先日、キャンプで大変お世話になっている岩手県在住のご夫婦とゴールデンウィークのキャンプ計画についてLINEで話しをしていたところ、今週末は大船渡市でキャンプをすることを教えていただいた。
なんでも以前キャンプした際に忘れたペグを受取に行きつつ、そのまま一泊するとのこと。
自分は4月に入り多忙で土日も仕事をしようと思っていただ、「大船渡」という地名に妙に惹かれてしまい、仕事を放り投げて一緒にキャンプをすることになった。
そう、今回は岩手県大船渡市の尾崎岬でのキャンプ。
自分にとって初の大船渡市であった。
当日は生憎の雨模様。 大船渡はそうそう甘くないぞという忠告の雨か・・
大変申し訳ないのだが、大船渡市のイメージはほとんどない。
震災の際にラジオでその名前をたくさん耳にした場所。
新聞で写真をたくさん目にした場所。
その空気感は、残念ながら知らない。
ただ、一つ思い出したことがあった。
そういえば、キャンプ仲間に大船渡出身がいた。
名前はYOCCHI氏。
私の1歳年下で、どんな相手にも、どんな会話にも温かく接してくれるナイスガイだ。
そう、彼が記事の最初にある「故郷を愛する男」だ。
自分は軽い気持ちで、YOCCHIさんに大船渡に行くことと、おすすめのスポットを訪ねたところ、想像の100倍の量の情報量を送り返してくれた。
仙台からの最短ルートは・・・・から始まり、移動時間、地元のスーパーの情報、おすすめの海鮮の店、おすすめホルモン、地酒、刺身醤油、ポン酢、観光名所、ラーメン店、蕎麦屋、炒飯、麻婆豆腐、ハンバーグ店、ハンバーガー店とLINE上で75行もの文書を受け取ったのは初めてである。
ただ、その一つ一つの紹介に気持ちがこもっていて説得力があり、気になりだしてしまったのは認めよう。
そして、私の心のわくわくは高ぶるばかりで、前日の夜は眠れなかった。
そして前日の金曜夜。
眠れない、我慢できない・・・・ならもう出発しよう!
まともな人間の考えではない思考で先も考えず深夜に出発した。
深夜1時に仙台を出発して、ひたすら下道で北上することにしたのでした。
深夜1時に出発して、途中うっかり牛丼大盛りを食べてしまい、気仙沼市で睡魔によりダウン。
気づくと朝の6時。
そこからリアス式海岸を堪能(ただ道を間違えただけだが)するように浜沿いを進み8時過ぎに大船渡市に到着。
着いた最初の感想は、なんて遠いんだ!気軽に行くもんじゃないなと思った。
その後、時間もあったので、広田半島を一周しながら大船渡をこの目で知ることにした。
大きな漁港も、小さな漁港も、集落も重機や工事関連の人が多くて驚いた。
広田半島の途中に、昔ながらの商店があり、とても雰囲気(味がある)のいい店だったので写真を撮らせていただこうと思ったが、駐車場がなく断念。
工事車両も多く、路駐するのも申し訳ないので信号待ちから記録用に1枚だけ撮影。
11時頃になり、小腹も空いたので何か食べようとしたところで、思い出す。
YOCHHIさんがすすめていたラーメン店のことを。
自然にそのラーメン店の方向へ進んだが、まさかこれがYOCCHIスタンプラリーのスタートになるとは。。
「黒船」というラーメン店で特製塩ラーメンを食べた。
実に美味。さんま出汁が嫌みのないギリギリのところで効いていて、麺も、トッピングとも相性が良かった。
何気にトッピングの白髪葱がシャキシャキで美味しい。
次もすすめられていた鮮魚店「お魚センター」へ立ち寄ることに。
ここでは特に購入しなかったが、店内奥にある震災関連の資料が大変興味深く、ここでも長居してしまった。
お魚センターが自衛隊の救助拠点になっていたり、他のスーパーのためにお店を貸していたりと、その当時を少しだけ知る事ができた。
スタンプ2個目をゲットだ!
続いて、食材を購入するために、すすめられたスーパー「マイヤ」へ。
YOCHHIスタンプラリーのスタンプがもう3個目だ。
そしてここでは、刺身を筆頭に食材を購入。
どれも新鮮で、さんざん悩んだ結果、2時間も滞在したが、それよりも驚いたのが会計金額が6000円!
私ソロですからね・・・。
食べたい物が多すぎます。これだから浜は困ります 笑
そして、このスーパーで、YOCHHIさんおすすめの「八木澤商店の醤油」を購入。
スタンプを連続ゲット!4個目。 別に意識して購入はしてないが、ついつい気になってしまう。
買い物を済ませて、急いで本日のベースキャンプ地であるフレアイランド尾崎岬へ向かった。
敷地内に仮設の中学校があった。
教育関係を本業とする私は仮設校舎での教育環境がいかに大変かよくわかる。
雨はまだ止まないが、受付をしてから気さくな管理人のおばさんと場内を散歩。
地元のシカに挨拶をして、一晩この場を借りることをお願いした。
次回に続かさせていただきます。
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